クレジットカードの選び方と最適枚数

クレジットカードの選び方と最適枚数

日本クレジット産業協会の平成18年の調査によると、日本国内で発行されているクレジットカードの枚数は2億9266万枚だそうです。日本の人口は約1億 2000万人なので1人当たり2.4枚のクレジットカードを保有していることになります。もちろんこの1億2000万人の中には、18歳未満の方や無職の 方・自己破産をされた方・現金主義の方などクレジットカードを持っていない方も含まれるため、クレジットカード保有者に限定して統計を取ると、1人当たり 平均4~5枚はクレジットカードを持っているのではないかと考えられます。

それでは4~5枚がクレジットカードの保有枚数として妥当なのでしょうか。そもそもクレジットカードを保有しているからといって利用しているとは限りませ ん。お店で勧められて何となく発行したクレジットカードや義理で作らされたカード、そのときは欲しいと思って発行したけれどぜんぜん使っていないクレジッ トカードもきっとあるはず。また、最近ではあらゆるカードにクレジット機能が付いています。キャッシュカードをはじめ、レンタルショップの会員カード、 スーパーの会員カード、洋服屋の会員カードから社員証・学生証にいたるまで…。知らず知らずのうちにクレジットカードを何枚も持っていませんか。

事実、発行されているクレジットカードの4~5割は休眠カードだと言われています。まったく使われていないクレジットカードが約半数あるということです。 それでは改めてクレジットカードの最適保有枚数は何枚なのでしょうか? 人によってさまざまだと思いますが、クレジットカードの選び方とあわせて掘り下げ ていきたいと思います。

・1枚
クレジットカードは1枚で十分だと言う人がいます。その理由は1枚のクレジットカードにポイントを集約して貯めることができるからです。なるほど、確かに 複数のクレジットカードをまんべんなく使うとポイントがばらばらに貯まっていきます。それだけなら良いのですがポイントには有効期限があります。ポイント の貯まるスピードが遅いと景品と交換する前にポイントが失効してしまう恐れがあります。また、利用金額に応じてポイントの付与率が上がったり、ボーナスポ イントがもらえるクレジットカードがあります。そのようなクレジットカードを使うのであれば、なおさら1枚を徹底的に使い込んだほうがお得です。1枚だけ 使う目的はポイントなので、ポイント還元率が高いオリコカードアプティやSBIカード・P-ONEカード当たりがお勧めです。